Swinging Popsicleを最近聴いてる話

 

Swinging Popsicle

Swinging Popsicle

 

 

Swinging Popsicleというバンドを最近良く聴いている。95年結成のスリーピースバンドで、当時はギターポップバンドの筆頭みたいな感じで取り上げられていたらしい。フリッパーズギターのトリビュートCDにも名を連ねていたり。

カテゴライズの細かいことは分からんのだが、渋谷系と評されているのを見たことがある。個人的にはネオアコースティックという表現が合っている気がする。厳密に定義するとなると正しいのかは分からないが。そもそもこの手の分類を完璧に出来る人間いるのか?

さてこのSwinging Popsicle(以下ポプシ)をそもそもどういう経緯で聴くようになったか。ポプシは2008年にニトロプラスから発売されたエロゲー『スマガ』の主題歌を歌っているのだが、これが抜群に良いのである。

 



『スマガ』自体非常に評価が高く、設定など仕掛けに富んだ意欲作でめちゃくちゃ面白いのだが、この主題歌が流れるOP映像もセンスがあって秀逸である。俺は『スマガ』を2019年夏にプレイしておもしれーとなり、主題歌も良いじゃんとなり、それがポプシへの入口となった訳である。

『スマガ』はニトロプラスというメーカーから出ているのだが、このニトロプラスが主催するライブイベントが行われたので参加したことがある。いわゆるニトロプラスフェスみたいなやつだ。ニトロプラス作品で知名度が高いのは『沙耶の唄』や『シュタインズゲート』だろうか。ゲーム以外にも『まどマギ』や『楽園追放』にも携わっていて、これらの主題歌、関連楽曲が披露された。『スマガ』の主題歌も披露され、ここでポプシを初めて生で見た。ちなみにまだこの一度しかない。

 

ポプシは何枚かアルバムをリリースしているが、レーベルの都合もあるのか配信で聴けるCDは限られている。『スマガ』の主題歌収録CDも配信されておらず、サブスクはおろか単曲買いも不可能、TSUTAYAで「す」の棚を根気よく漁ってみても置いてなくて検索機に打ち込むと大抵在庫なしの文字が出てくる。現在のところ配信されているアルバムは3枚のみである。

『スマガ』をやってポプシを聴いてみようとなった時には、何となく『Go on』と『flow』の2枚を良く聴いていた気がする。感想としては2枚とも結構良かったなくらいの感じだったが、『Go on』収録の『Stay by my side』は特に気に入ったので、繰り返し聴いていたと思う。

 

 

いわゆる俺の"ネオアコブーム"はそこで一旦終息するのだが、最近になって聴くようになったのがHomecomingsというバンド。『リズと青い鳥』の主題歌を歌っていて、知ったきっかけはそこなのだが、最近サブスクのクリック圏内に表示されてきたので聴いてみたという次第。こう書くと、誰かに紹介でもされない限りクリック圏内に無いものを手に取ることは無いのかもしれないって怖くなるな。

このHomecomingsが聴いていて心地よかったのと同時にポプシと雰囲気が被る部分を感じて、俺はこういう音楽が好きなんだなと認識を新たにした。自分で自分を知るRPGのレベルアップ音がした。まだまだ伸び代があるぞこれは。

 

 

そんな感じでネオアコ回帰とでも言うか、またポプシを聴いてみるかという感じになったのだが、ここでサブスク配信アルバム『transit』をおそらく初めてじっくり聴く。このアルバムがとにかく俺に刺さった。

ずっと配信していたようなので、以前ポプシを触ってみた際におそらく何曲か聴いているはずなのだが、それならどうしてこの良さに気付けなかった、昔の自分はアホなんか?と思ってしまうくらい、もう本当にズバンとストライクゾーンに投げ込まれた感じがする。30超えても長らく聴き続けると思うな。むしろ嫁や子供にも聴かしますわ。いませんが……

  

 
このアルバムでポプシへの親愛度がMAXになって出会いの物語が解放されたので、いよいよ未配信の音源に手を伸ばしている最中にある。ポプシのCDは流通量が少ないのか、Amazonとかだとプチプレプラ(プチ・プレミア・プライスの略です)が付いていたりする。「仕方ないこれを買うしかないか……」と欲しいものリストに突っ込んだりカートに出し入れしてクネクネする状態まで追い込まれたのだが、Twitterのフォロワーが渋谷TSUTAYAに良く行ってるのを思い出したので、もしかして?と思って調べた結果、全部じゃないけどレンタルしてた。そういう訳で先日借りた。シブツタは最高。三枚ほど紹介して終わっときますか。 

 

 

SWINGING OF EDEN [tokyo style]

SWINGING OF EDEN [tokyo style]

 

 

楽園をテーマにしたコンセプトアルバム。少し毒素もある世界観で非常に好みである。スロウな日常に殺されていく、真綿で喉を締め付けるみたいなのがしっくりくるかもしれない。これ一枚から膨らませて物語が書けそうである。

 

 

Fennec!

Fennec!

 

 

『サテツの塔』が収録。『HEY! HEY! HEY!』のEDにも起用されていたらしい。ライブでも定番だというアップナンバー。でもどこか切ない。YouTubeで見かけたのだが、この曲で『安達としまむら』のMADが作られていた。どういう経路でここが繋がったのか割と疑問だが、素晴らしいMADだったので気にしないことにした。

バラード調の『あるべきかたち』はボーカルとギターが耳触りよくて良い。

 

 


【MAD】 Waiting for The Moon 【安達としまむら】

 

 

LOUD CUT

LOUD CUT

 

 

ニトロプラス作品の関連曲が多く入った『LOUD CUT』。レンタルしてなかったのでメルカリで買った。ニトロプラスの公式サイトでは定価で新品が売ってるらしい。

スマガ主題歌『Perfect Loop』と『(a)SLOW STAR』これだけでもおつりが来るレベル。いとうかなこの楽曲をカバーした『くるり、桜、ひらり』も素晴らしい。

 

まだ未収集のアルバムやEPがあるのでちょくちょく集めていきたい。90年後半〜00年くらいの空気感が好きだな何となく。でも今のところ『transit』が一番好き。この手のジャンルの音楽も多分好きなんだと思うので色々探していきたいところ。

途中書いていて思ったが、コンテンツに興味を持った経緯だったり経路というのは辿っていくと結構面白いし、記録するのも悪くないかもしれない。多分人によって経路は大きく異なるし、個性が出るんじゃないかと思う。

ちなみにポプシを聴くきっかけになった『スマガ』をプレイしたのはニトロプラスの作品だったからで、それは同じくニトロプラスの『君と彼女と彼女の恋。』をプレイしたからで、それは『ドキドキ文芸部』をプレイしたからで、それはTwitterのフォロワーが言及していたからで、そのTwitterのフォロワーと相互になったきっかけは久保ユリカさんだったと思う。