Tokyo 7th メモリーズ ナナシス7周年記念ロングインタビュー(後編)

ナナシス7周年を記念しての、くろろ(@0get_kuroro)さんへのロングインタビュー。この記事はその後編となります。後編では武道館ライブから現在に至るまで、更に熱く語っていただきました。

 

前編記事はこちら! 

 


 

──後半戦です。前回は、武道館メモリアルライブ『Melody in the Pocket』までの思い出を振り返っていただきました。

良くない話して終わってますね。引き続き宜しくお願いします。

 

──さて、大成功を収めたと言っていいメモリアルライブでしたが。この約1ヶ月後、2018年8月12日にはライブスタッフ制作座談会というのが行われたんですね。

あ、そうだったんですね。

 

──あれ、ご存じなかったですか?

旅行の日程と重なって参加出来なかったので記憶から消してました。

 

──自分が悪いだけじゃないですか。

記憶から消してたっていうのは冗談で、配信されていた部分はしっかり聞きましたよ。チケット倍率が10倍越えだったそうで。でも行きたかったな。後半、どんな感じだったんだろうな…………行きたかったな。マジで。マジでさ…………マジでよぉ。

 

 

──この話やめましょうか。 

マジでさ…………

 

──2018年9月14日に、777☆SISTERS『Melody in the Pocket』のリリースが発表されます。これが、武道館公演へのアンサーソングという名目でしたね。

ライブへのアンサーソングって、言ってることが粋すぎませんかね?

トレーラーもナナシスらしい濃い青空が広がっていて素敵でした。最高のイントロの中「TOKYO 7TH SISTERS」「777☆SISTERS」ってドカンと出てくるだけで涙腺に来ます。『アンサー』には色んな意味合いが込めてあるとは思いますけど、あの会場にいた人間へのご褒美のように思えましたね。

トレーラーで感動しまくってたんですけど、後半でSU♡SUTAのトレーラーが流れてきて、そのギャップも面白かったですね。はる☆ジカもそうですけど、茂木さんってこういう趣味もあるよねみたいな感じで話題になっていたのも覚えています。周りの支配人には茂木ガールズが多いんですよ。

 

作詞・作曲はSATSUKI-UPDATE。
これまでナナシスのほぼすべての作詞を手掛けている
クリエイターからの、武道館公演を
共につくってくれた支配人たちへ向けての、
渾身の書き下ろし曲となっている。

 

──茂木ガールズ?

すみません、深い意味はないです。主に茂木総監督が好きな成人男性のことを指して使いました。

 

──勉強になります。

時系列としては先の話になりますけど、翌年に武道館ライブのBDが出た際に、『Road to Melody in the Pocket』っていう、武道館ライブの裏側に密着した映像が特典ディスク化されたんですよね。これがライブ前後の茂木総監督に密着したドキュメンタリーとも言えるような作りになっていて。

特典映像とは言っても、制作サイドにここまでフォーカスが当たることってそうそう無いと思いますから凄いですよね。開演直前の号令や『またあした』の合唱、『STAY☆GOLD』の銀テープ発射のシーンなどグッとくるものがありました。

ナナシスは楽曲やキャラクターも勿論良いんですけど、作品自体が好きだという声が非常に大きくて。茂木総監督の作家性に惹かれてる人が多いということなんだと思います。

 

──この後、2018年11月に4thライブ『FES!! AND YOUR LIGHT』が開催されました。

武道館ライブの特報で発表されたんですよね。3rdから武道館ライブまでは1年3ヶ月あったんですが、4thまでのスパンは短かったですね。この間にCASQUETTE’Sがデビューして、いよいよ大所帯になってきたなと。フェスと題したライブを2DAYSで開催出来る規模になってきたんだというので感慨深かったですね。

このライブはチケットの倍率が高かったです。2日目のチケットが取れなくて絶望してましたね。潔く諦めることも出来ず、結局当日まで執念深くSNS上で探し続けてどうにか譲ってくれる人を見つけました。

 

ライブの感想はブログ記事にしましたが、フェス形式ということでユニットが立ち替わり登場するのが楽しかったです。各ユニットの持ち時間もがっつりありましたし、従来の作品性を突き詰めたライブとはまた違って、ナナシスの音楽を楽しんで盛り上がることに重点が置かれていたと思います。セブンスシスターズが1年半ぶり、KARAKURIに関しては2年以上ぶりの登場ということで、ほぼほぼフルメンバーが集結した凄い公演でしたね。

 

あとこの時は支配人数名(初対面含む)が実家に泊まりに来てくれました。泥酔してたので良くわからなくなってました。でも楽しかったです。

 

──年は明けて2019年1月。七花少女のデビューが発表されました。

4thライブで新ユニットの発表があったんですが、この時点ではキャラクターのシルエットだけが公開されたんですよね。右から何番目は誰だったとか、お団子のキャラが居たからシャオは確定だとか、でも髪型ガラッと変えてる可能性あるくない?とか、当時は議論が白熱してたのを覚えています。

デビューシングルの発売は3月でしたけど、1月にエピソードやキービジュアルが公開されましたね。制服をモチーフにした衣装が爽やかで可愛らしかったです。何よりトモエがセンターだったのはこみ上げてくるものがありましたね。

トモエに関しては歌唱力が非常に高いキャラクターとして描かれていて、どんな形でデビューするのかは話題に上がることも特に多かったんですよね。能力は高いけど精神面でどうしても前に出られない……そんなトモエを中心としたユニットが誕生したのは、結成エピソードも含めて感動的でした。ハルとの関係性も泣けます。

 

──翌月の2019年2月には、『EPISODE 4.0 AXiS』の告知がありましたね。

来ましたね、EP4.0。正直なところ、これには最初戸惑いました。

明らかにこれまでのエピソードとは毛色が違いましたし。明確な悪役というか敵が登場していたので、何だかこれまで見てきた自分の知ってるナナシスとは変わっていってしまうのかもな、とか。

キャストもセブンスシスターズの6人をそのまま起用っていうので、話題性はあるけど、これ大丈夫なのかな?という印象が当初は強かったですね。何様だよという感じではありますけど。

 

──史上最凶の新章、という触れ込みでしたからね。インパクトは大きかったですし、ざわついていたのを覚えています。

 

色々とぶちかましていたので、ここまで広げた風呂敷を本当に畳めるのか?という懐疑的な見方をしてる部分がありました。今思えば浅はかだし失礼な考えですね。結局、エピソードが始まってからはただただ度肝を抜かれてました。

セブンスシスターズ関連の考察もこの時期は盛んだったように思います。セブンスストライクの詳細や2030年前後のTokyo-7thの情勢とか、セブンスシスターズが一体何を破壊したのか、そんなところも天神ネロの言葉から見えてきたりして。ナナシスの根幹に迫るエピソードなんだっていうのを感じました。

 

──終盤の方はエピソードの再生時間も凄いことになってましたね。

アイドル育成ゲームのシナリオでこんなボリュームのものが生まれるんだっていう衝撃がありました。ADVパートも美麗なイラストやアニメーション演出がふんだんに取り入れられていて、従来と比べると異常に思えるレベルでリッチになってましたね。毎回、データのダウンロード量が凄かった気がします。

13週間に渡ってエピソードが更新されましたが、どういった着地を見せるんだろうというのは毎週更新の度に考えていました。鬱屈とした展開が続くので更新を待ってる間はしんどかったですが。

期間中は支配人仲間の家に集まってEP4.0、ひいてはナナシスやアイドルというもの自体についても、朝まで真剣に語り合ってましたね。『夏陰』や『COCYTUS』の歌詞を読み込んで展開のヒントを探してみるだとか。エピソード完結後にも集合して、今後の展開はどうなるのか、コニーは戻ってくるんだろうか、そんなことを討論してました。

既にナナシスのEPISODEシリーズは終わりを迎えましたが、このEP4.0が一番読み手として色々と向き合って格闘したエピソードだったように思います。『享楽の都市』というフレーズにフォーカスした記事も書きました。

 

──この後5thライブに繋がっていくわけですが……EP4.0の前後にはLe☆S☆Caに大きな動きがありました。

吉井彩美さんと藤田茜さんのキャスト降板ですね。2019年2月末にまず吉井さんの発表があって、4月には藤田さんも降板となりました。長く続いているコンテンツである以上避けられない事態だというのは重々承知ですが、やはり辛いものがありましたね。

Le☆S☆Caは2ndライブがデビューでしたが、自分が初めて行ったのも2ndライブだったんですよ。Le☆S☆Caはどんどんレベルアップしていくというか安定感や貫禄が出てきて、その成長や変化を一番肌で感じられたユニットでした。その変化が感傷に繋がることもありましたが、それくらい思い入れのあるユニットだったので、この3人のLe☆S☆Caが見られなくなってしまうことには一抹の寂しさがありました。

 

──簡単に受け止められる事態ではなかったですよね。そんなLe☆S☆Caは上杉・ウエバス・キョーコ役に井上ほの花さん、荒木レナ役に飯塚麻結さんを迎えて新体制となり、6月に『ミツバチ』をリリースします。

新キャストということで、戸惑いは勿論ありました。でも二人がキョーコとレナを引き継いでくれることへの感謝を持って受け止めようという、そんな面持ちでしたね。

そんな中でリリースされた『ミツバチ』ですが……これがもう制作陣に感謝してもしきれない、本当に素敵な曲でした。こんな素敵な曲が生まれることあるんだなって。冗談じゃなく奇跡かと思いました。この業界、世界にこんな愛があったんだと思いましたね。

カップリング曲の『ひよこのうた』も凄かった。20代後半の女性像を歌ったという点でも新鮮でしたね。

 

──5thライブまでの期間には、2019年6月のQOPの単独ライブも行われました。

QoPは2019年5月に単独アルバムを出していて、こいつを引っ提げての公演でしたね。豊洲PITで行われた2公演目に参加しました。4U単独と同様にオールスタンディング形式で生バンド演奏で、バンドユニットの舞台として非常に良かったですね。

この日の『DAYS』が強く印象に残っています。会場が一体になって合唱するところがあったんですけど、ここで入る野村麻衣子さんの語りに魂が篭っていて。ナナシスが持ってる二者関係というか、自分に語りかけられているような感覚をこの瞬間は強く感じましたし、心に刺さりました。

『DAYS』は後の5thライブでも披露されてそれも良かったんですが、個人的には単独公演がベストアクトでした。初見だったというのもあるんでしょうが、それくらい真に迫るものがあったように思います。

 

──七花少女のデビュー、Le☆S☆Caの変化、QoPの躍進、『AXiS』の完結……そんな諸々を経て、2019年7月。5thライブ『SEASON OF LOVE』が開催されます。

このライブも幕張メッセでしたね。どんだけ幕張でやるんだよって感じでしたけど(笑)。ただこの時は収容人数的にこれまでで最も多い9-11ホールでの開催でした。

1日目は比較的良い座席で見ることが叶いましたね。Twitterで連番者募集している方に入れてもらって、そこで初めてお会いしたのを覚えています。

EP4.0直後だったのと、含みのあるライブタイトルも相まって、何か物語が進むんじゃないかというソワソワ感がありましたね。実際、ナナシスライブの開演時には年号がカウントアップされる演出がありますけど、普段『2034』で止まる年号がこの日は『2035』を示しました。エピソード時空とリアルライブが連動して進行することが示唆されていましたね。

2公演ありましたが、いずれも休憩なしで4時間半ぶっ通しという凄まじいライブでした。七花少女も増えて更に大所帯になったナナシスですが、カラーの異なるユニットが代わる代わる自分たちの世界観に会場を引き込んでいって、ずっと楽しかったです。終演後の心地良い疲労感なんかも含め、何だかフェスのような感じでした。

 

──特に印象に残ったシーンなどがありましたら教えてください。

777☆SISTERSの夏陰~ハルカゼの流れには天を仰ぎましたね。(I wish) you were hereってそういうことかと。代打でNI+CORAに入った山崎エリイさんも凄かった。でも最も印象に残ったのはLe☆S☆Caでした。前述の通り複雑な想いはあって、キャストの皆さんも不安だったとは思うんですが、本当に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。

井上ほの花さんは『ミツバチ』の歌唱中にずっと小指を立てていて、それが鮮烈に印象に残っています。直前に実装されたキョーコのカードのポーズなんですよ。植田ひかるさんがMCで感極まりながら、それでも笑顔でステージに立ち続けるその姿にも心を打たれましたね。皆さん終始爽やかな笑顔で、Le☆S☆Caらしい微炭酸なステージでした。

 

──4thライブでも発表がありましたが、2019年10月には『EPISODE 0.7 -Melt in the Snow-』が公開になりました。

セブンスシスターズがどんな形で解散を迎えたのか……長年の謎だった部分が一気に明かされたエピソードでしたね。2034年の始まりに至るまでの物語でもありました。このエピソードは公開の6年前、ナナシスのサービス開始以前から温められていたということで、まさに最初の物語なんですね。

EP4.0やEP6.0でもそうですが、エンタメの裏側で蠢く大人の思惑であったり、醜くてでも現実的な部分を濁さずに描いていました。EP0.7の"大人"像は特に生々しかったというか、商業主義ビジネス世界における打算的で嫌な面が色濃く出ていた印象ですね。『鳥かごのレストラン』の話なんかは、ADVパートでじっくり時間をかけて語られていて記憶に残りました。

アイドルゲームのシナリオでここまでやる必要があるのか、という議論もあるかもしれませんが、ここを徹底しているからこそ、人間を描いたときに説得力があるし嘘にならないんですよね。ナナシスの物語がここから始まったと考えれば、各エピソードにある種狂気的なまでの熱量が注がれてきたことにも納得がいく気がします。

 

──この時期はエピソードラッシュですね。2020年1月9日には「未来編」とも称された『EPISODE 5.0 SEASON OF LOVE』がスタートします。

 

 これすごくないですか?

 

──え、何ですか?

このツイートすごくないですか?もはや予言ですよ予言!

 

──すごいですね。

ありがとうございます。

 

──EP5.0はいかがでしたか?

『ハルカゼ』のMVの舞台が2040年なのと、5thライブで舞台が2035年に進んだことが示されていたのもあって、今後のエピソードではこの間の出来事が描かれるのかな、と思っていたんですが……。

メインキャラクターを大胆に入れ替えて、未来編という形で2043年の話をやるという、予想の斜め上を行く采配に感服でした。シンジュの外見とポジションの変化だったり、モモカがマネージャーになっていたりと、驚きの展開でしかなかったです。マノンの魔法少女設定がこんな形で生かされるなんて思わないでしょ。『ハルカゼ』のカホルにもしっかり繋がるし、本当に恐ろしい構想ですよ。

ラストシーンではこれ以上ない余韻と幕引きを見せてくれたように思います。『夏陰』の解釈の話になってしまいますが、あれって777☆SISTERSのみんなが六咲コニーを待ち続けるよ、という歌でもあるように思うんですよね。この歌の中でだけは、あの夏はあの夏のまま時が切り取られていて、全てを閉じ込めて真空パックされているような。この歌が世界に存在して響き続ける限り、あの夏の僕らがそこで待っていて、だからいつ帰ってきても良いんだよ、というような。

そしてこれはシンジュとモモカに重なる。でも、これはある意味で呪縛にもなり得てしまうし、実際そうなってしまっていた面もあったと思うんですよね。それが最後のシーンで救われたというか。モモカとシンジュが救われて、『夏陰』が救われて、それは777☆SISTERSも救われた、みたいな。ある種これも『解夏』の瞬間だったんじゃないかと。

 

──もしかして怪文書のコーナー始まってますか?

気持ちよくなってきたところだったのに……

 

──2020年4月には、完全新作アニメ『Tokyo 7th シスターズ -僕らは青空になる- 』の制作が発表となりました。

『ハルカゼ』の特典インタビューで語られていたことですが、ナナシスは2015年頃にアニメ化の話を持ちかけられたこともあったようなんですね。ただ茂木総監督は商業的な成功だけを見ていなかったというか、ナナシスのストーリーやテーマを蔑ろにした、安易で宣伝的なアニメ化は避けたいという考えだったようで。そういった声を断ってきたということが語られていました。

そんなナナシスが遂にアニメになるということで、ようやく来たんだなという喜びがありました。一方では驚いたのも事実です。長らくそういう話は出て来なかったし、半分覚悟してた面もあったので。

ナナシスが大切にしてきたものを守った上でアニメーションに出来ると踏んでの決定だと思いますから、非常に楽しみですよね。『原案・脚本 茂木伸太郎』の安心感も大きかったです。アニメの公式Twitterも誕生して、ここに来て更に盛り上がってきたという感じでしたね。

 

──元々は2020年夏に公開予定でしたが、延期になってしまったんですよね。

こればかりは仕方のないことですよね。アニメ公式TwitterのIDが『2020_t7s』なのを見ると、どうしてもやるせない気持ちにはなってしまいますが。

ただ、延期後の日程として2021年2月27日の公開が決定して、今のところ予定通りに上映されそうなので楽しみです。

 

──そして2020年11月5日。『EPISODE 6.0 FINAL -Someday, I'll walk on the Rainbow...-』が遂に公開となりました。

アニメ化で喜んでたり忙しいですけど、正直この告知の時点ではメンタル的に辛いものがありましたね。ナナシスが終わってしまうのか、ナナシスの物語が幕を下ろすのか……という考えにどうしてもなってしまいました。ナナシスからは色んな影響を受けましたし、遅れてきた青春みたいなところもあったので。

エピソードは最終回直前くらいからまとめて読み進めました。777☆SISTERSの4ユニットがそれぞれの仕事を頑張る描写など凄く嬉しかったですけど、途中からはやはりシリアス路線でしたね。最後の方はドタバタの大味な展開もありましたけど、勧善懲悪で後腐れが無かったのは良かったかもしれません。

777☆SISTERSの面々が今後の道について悩み、決断するシーンは本当に素晴らしかったです。成熟を見せた一人ひとりが悩みに悩んでそれぞれの答えを見つけていて、確かにそこに生きていると思わせる質感がありました。個々のキャラクター造詣に一切の隙というか妥協が無くて。これまでの7年間の積み重ねもあってこその境地ですよね。誰にも真似出来るものじゃないですよ。

取り方によっては臭いというかポエミーな言い回しもあるんですけど、そこを濁したり恥ずかしがらずに正面切ってやってくれるのがこの作品だし、そういう部分に自分は惹かれたんだなっていうのを改めて感じました。一人ひとりのアイドルを、女の子を、人間を、徹底的に描き切った超大作だったと思います。

 

──さて、そして先日ですが……2021年2月。総監督である茂木伸太郎さんがDonuts社を退社し、ナナシスの制作からも退くことが発表されました。

ナナシスが幕を下ろすまで、ずっと携わっていて欲しかったという想いもありますが。それでも一番は感謝ですね。ナナシスに出会わせてくれて本当にありがとうございます、という気持ちです。

2020年は計画が大幅に狂ったと思いますし、今回の去就も思い描いていたタイミングではないかもしれませんが、EPISODEシリーズを書き切ってくれただけでも感謝するしかないです。

 

──2020年8月にアニメ劇場公開、10月頃にライブを開催して、そのタイミングで制作から退く、という構想があったみたいですね。

え、誰に聞いたんですか? まさか直接!?

──2021年2月15日発売『Purizm(プリズム) Vol.2』のインタビュー記事で語っていらっしゃいましたよ。

 

あ、本当ですね。「あぁ、終わった」とか書いてるじゃないですか(笑)。文字通り粉骨砕身でやって下さっていたのが分かりますね。

改めて、本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。まだもう少しだけ期間はありますけどね。

 

──さて、長時間お付き合い頂きましたが、このインタビューも終了のお時間となってしまいました。インタビューを受けてみて、いかがだったでしょうか?

本当に長時間でしたね(笑)。でも、こうやって年月を追って作品を振り返る機会って無かったので、自身にとっても充実した時間になりました。改めて振り返ってみても、ナナシスは偉大な作品だと思いますね。そして、ナナシスを通じて自分自身にも色んな出来事があったんだなあと実感します。

大変な世の中ですが、まずは延期となっていた新作アニメが2021年2月27日に公開されるので、非常に楽しみですね。3月には新アルバム『IT’S A PERFECT BLUE』も出ますし。

6th,7thライブも現状では延期になってしまっていますが、開催出来る日を待ちながら過ごしたいと思います。

 

──本日はインタビュー、誠にありがとうございました!

ありがとうございました!